ジャナルの株式売買・配当・IPO

ジャナルによる株式の売買、配当、IPOのブログ

鳥居薬品(4551)

鳥居薬品(4551)の株主総会に参加しました。同社の2018/12期売上高は625億円ですが、19/12期は380億円と大幅に減少し、営業利益は32億円の赤字に転落する見通しです。これは米ギリアド社製抗エイズ薬の独占販売権終了により、200億円以上あった抗エイズ薬6品の販売が無くなるためです。一方で、契約終了に伴い販売権譲渡益406億円という大きな特別利益が発生します。この結果、構造改革費用などの特別損失を差し引いても当期利益は225億円となり、配当は年48円が維持される見通しです。会社側は、この譲渡益をM&Aや新規導入品の獲得に使用し、2022/12期に黒字化を目指すとしています。成否は、価値ある導入品を獲得できるかどうかにかかっていると思われます。そのほかの印象としては、自社での努力が続くので、親会社のJT(2914)による100%子会社化は当面無いような気がしました。