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ビオフェルミン製薬(4517)、投資家はよく見てる。すごい。

ビオフェルミン製薬(4517)に、本日(2021年5月14日)大正製薬ホールディングス(4581)から株式交換による完全子会社化が発表されました。交換比率は大正製薬1:ビオフェルミン0.5です。

 

驚いたのはビオフェルミン製薬の株価の動きです。同社株はすでに大正製薬ホールディングスが62.7%を保有しており、親子上場解消を期待する投資家にとっては狙い?の銘柄でした。つまり常にウォッチされている銘柄ともいえます。いつ大正製薬によるTOBが来るのかが最大の関心事なわけです。

 

さて、ここで大正製薬ホールディングスの決算発表の「時間」についです。通常は決まって後場が始まる12:30でした(私の記憶ではもう十年以上前?からです)。それが今回は引け後でした。良く見ている投資家は、「毎回12:30に発表する大正製薬ホールディングスの決算発表時間が引け後になってる」、「これは何かあるかも?」、「ビオフェルミン製薬に対するTOBかも」との連想につながります。果たして株価は、一旦は前日比+500円のストップ高となる3,490円を付けました(引値は3,400円)。市場はよく見てます。すごいです。

 

残念ながら交換比率が1:0.5であったため、本日の大正製薬ホールディングス(4581)の引値6,640円に対するビオフェルミン製薬(4517)の妥当値は3,320円にとどまります。高く買った投資家は報われない状況になってしまっています。でもこの株価の動きには、ただただ感動しました。

 

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