タカラレーベン不動産投資法人(3492)は、8月5日に公募増資と分配金の予想を発表しました。
19/8期4,600円、20/2期3,600円、20/8期3,100円です。19/8期については従来予想から変更なし、20/2期は従来予想の3,500円から3,600円に増額、そして20/8期は初めて予想を公表しました。19/8期と20/2期は物件売却益が入っており、20/8期の3,100円が通常の巡航ベースの分配金となります。
8月23日の投資口価格123,500円に対して、巡航での年間の利回りは5.0%となります。規模の小さなリートとしては、けっして高利回りとはいえません。ただし直近の投資口価格は8月末の権利付き(分配金4,600円)の価格であり、その権利を差し引くと118,900円(123,500円－4,600円)で、利回りは5.2％となります。
売却益による分配金の大幅増を発表し、投資口価格が上がったところで公募増資というのは少し違和感を感じますが、利回り的には悪くもないかという印象です。しかも20/2期の分配金は3,600円で、巡航分配金の3,100円に対して500円のおまけ(売却益による)がついていますし。
