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ゼネコン株の状況

ゼネコン株が低迷しています。大きな要因は以下の2点だと思います。①オリンピック後の建設需要に対する懸念、②第1四半期(4-6月)の受注減少。①が次第に意識される中、第1四半期の決算で受注大幅減が表面化し、市場には「やはり」とうい認識が広がったのでしょう。

 

ただし受注を四半期で見ても全体の傾向は見えませんし、なかでも第1四半期はもともと受注の少ない期です。これで第2四半期以降も受注が減少するという判断を下すのは少し早すぎる気がします。JR東海のリニア新幹線(2027年品川ー名古屋開通予定)、三菱地所の東京駅前常盤橋プロジェクト(2027年完成予定)、森ビルの虎の門・麻布台プロジェクト(2023年完成予定)、大阪万博(2025年)、さらには統合型リゾートなどを控えており、建設需要が極端に落ち込む可能性は逆に小さいかもしれません。

 

ゼネコンの利回りは株価低迷により、西松建設(1820)5.3%、三井住友建設(1821)4.6%、清水建設(1803)4.1%、熊谷組(1861)4.1%、鹿島(1812)3.9%となっています。この利回りを魅力的と感じるかどうかです。JT(2914)6.9%、あおぞら銀行(8304)6.2%、三菱ケミカル(4188)5.6%、日本郵政(6817)5.2%、丸紅(8002)5.2%などを頭に浮かべると、う~んという気もしてしまいます。

 

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