ペプチドリーム(4587)の株主総会＋経営説明会に出席しました(2019年9月26日)。技術面で強調していたのは以下の3点でした。
１）当社が開発を進めているPDC(ペプチド薬物複合体)の中でも、ペイロードに(薬物を運ぶペプチドをキャリアと言い、これに対して運ばれて患部で効力を発揮する薬剤をペイロードという)放射性核種を用いて癌を殺傷する方法は期待が大きい。これは放射線医薬品の国内トップメーカーである日本メジフィジックスと共同研究中。
２）JCRファーマ(4552)と共同開発した血液脳関門通過(Blood-Brain Barrier)を可能とするキャリアとしての特殊環状ペプチドの将来性は大きい。
３）米エール大学発のベンチャーKleo社の免疫を捕まる化合物とペプチドリームのキャリアペプチドを合わせて、癌細胞に免疫を効率的に集める薬剤の開発。これは2020年に臨床試験をスタートしたい。
総会と説明会の間の休憩時間には司会者(IR担当)の雑談もありました。「配当は出さないけど総会のお土産は出す」「前回のお土産は重いと指摘され、軽いものにした」「パトリック社長の奥様は日本人」「各地で個人投資家向け説明会を実施し、窪田会長と40ヵ所回った」などなど、良い感じの進行でした。
