三菱地所物流リート(3481)の投資口価格はPOと分配金の増額発表以降連騰し、9月19日の315,500円から9月26日には358,000円と13.5%の上昇となりました。
三菱地所系オフィスリートのジャパンリアルエステイト(8952)との利回り差は0.58%ポイントです(三菱地所物流リート利回り3.29%－ジャパンリアルエステイト利回り2.71%=0.58%ポイント)。9月20日時点での利回り差は0.74%ポイントでしたから、その差は徐々に圧縮されてきました。
ちなみに三井不動産系オフィスリートの日本ビルファンド(8951)と三井不動産ロジスティックパーク(3471)の利回り差は0.30%ポイントです(三井不動産ロジスティックパーク2.92%－日本ビルファンド2.62%)。この0.30%ポイントと三菱系の差0.58%ポイントの関係をどう考えるかです。
オフィスに絶対的存在感を持つ三菱地所(8802)、開発力に優れる三井不動産(8801)という特色を考慮すれば、三菱系のオフィスリートと三井系の物流リートが高く評価されるのは当然かもしれません。系列物流リートとオフィスリートの利回り差の差が(ややこしい表現ですが、三井系2リートの利回り差と三菱系2リートの利回り差、その両者の差です)、もう少し縮小してくるか、ほぼ妥当なとことまで来ているのか悩ましいところです。
