平和不動産リート(8966)の予想分配金は19/11期、20/5期とも2,450円です。8月30日の当時口価格133,900に対し、利回りは3.66%となります。資産規模は1,731億円ですが、中期目標として2,000億円、分配金2,500円を掲げています。
当リートの強みは、内部留保が46億円あることです。2010年にジャパン・シングルレジデンス投資法人と合併した際に負ののれんが発生し、それが内部留保として残りました。大口テナントの退去時などは、これを取り崩すことにより減配を避けることが可能です。従って分配金の安定性はかなり高い考えられます。
3.66%という利回りは高いとは言えませんが、①分配金の安定性、②スポンサーが平和不動産(8803)、③その平和不動産の筆頭株主が10%を保有する三菱地所(8802)、以上を考慮すると納得できます。将来的に三菱地所が平和不動産との関係を強化すれば、スポンサー力のアップにつながります。
