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スターアジア不動産投資法人(3468)が勝利

さくら総合リート投資法人(3473)の投資主は、統合相手として投資法人みらい(3476)ではなく、スターアジア不動産投資法人(3468)を選択しました。

 

投資口価格の反応は、さくら総合+2.34%、スターアジア-0.35%、みらい-0.18%となりました。さくら総合は、スターアジアが示唆している0.88以上という合併比率までは上昇せず、スターアジアは一時上昇しましたが、マイナスでの引けとなりました。正式な合併比率が示されていないことや、そもそも合併自体が100%確実なわけではないので、アービトラージ(裁定取引)がどれくらい行われているかは不明です。

 

スターアジア側は、みらいよりも高い価格でさくら総合を評価しています。これはスターアジアの運用力で、さくら総合の保有物件の賃料収入を増加させ、コスト削減も進めることが可能と判断しているためです。

 

今後の焦点は、スターアジアが示す合併比率でしょう。これが高すぎるとスターアジアの分配金に影響が出てしまします。さくら総合の物件はピカピカの優良物件ではないので、運用に苦労するかもしれません。スターアジアの投資口価格の下落は、さくら総合を割安に買えない状況になっていること、高く買うとさくら総合の物件がお荷物になっていまう可能性があることを投資主が危惧しているためかもしれません。

 

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