さくら総合リート投資法人(3473)、投資法人みらい(3476)、スターアジア投資法人(3468)の合併問題がいよいよ大詰めを迎えています。
8月30日10時からスターアジア側が要求するさくら総合リートの投資主総会が開催され、同日15時からさくら総合リートが主催する投資主総会が、同じ会場で開催される予定です。
スターアジアが要求する総会では役員の交代(その後スターアジアとの合併)、さくらが主催する総会ではみらいとの合併が議案です。
8月5日には、さくらとみらいの合併比率が公表され、翌日にはスターアジア側が、その合併比率よりもさくらの投資主に有利な合併比率を示しました。
合併比率だけを考えれば、さくらの投資主はスターアジア側の議案に賛成する可能性が高そうですが、合併後のスポンサーや資産規模を考慮するとそうでない選択もあるかもしれません。
スターアジア(3468)が、リート業界初の敵対的買収に成功するのか、ホワイトナイトとしてみらい(3476)が資産規模を拡大するのか、あるいはどちらの総会でも賛同をえられず、さくら(3473)がそのまま存続するのでしょうか。そもそも、さくらはスターアジアからの合併提案を断固拒否していました。もし8月30日の2つの投資主総会で、どちらの案も否決されれば、結果としてさくらはみらいを上手く利用することになり(?)、当面は単独での存続ということになるのかも知れません。決着は8月30日です。