投資法人みらい(3476)の第5回投資主総会(9月10日予定)は中止となりました。議案は「さくら総合リート投資法人との吸収合併契約の承認の件」でした。8月30日のさくら総合リート(3471)の総会でさくらとみらいの合併案が破談となったため、議案自体が意味のないものになってしまたためです。
みらいは、投資主総会に替えて経緯説明会を開催するとしています。終わったことなので敗戦の弁を語るより、今後の目指す姿を示して欲しいものです。さくらを吸収合併するより、高い次元での規模、分配金の成長を期待したいと思います。
みらいは今回の件により、当投資法人が三井物産をスポンサーとしていることや(他のスポンサーは中国系のイデラキャピタル)、AA格付に近づいていることなどを投資家にアピールできました。みらいという名称は、「未来」という意味のほか、み・い=三井、ら・い=イデラ、との意味もあるようです。
最近の投資口価格は、スターアジア(3468)とさくら(3471)が軟調、みらいは横ばいとなっています。スターアジアがさくらの資産を抱えることへの懸念、みらいは合併がなくなり無風といったところでしょうか。