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さくら総合リート(3473)の投資口価格について

さくら総合リート(3473)の8月14日終値は95,100円でした。8月30日の投資主総会で投資法人みらい(3476)との合併を目指していますが、その合併比率は1:1.67です。14日のみらいの投資口価格57,200円×1.67=95,524円なので、ほぼ合併比率に合致した投資口価格となっています。

 

ただし同じくさくら総合リートとの合併を目指しているスターアジア投資法人(3468)は、1:0.88以上の統合比率を主張しています。0.88以上という表現は微妙で、精査できていないのか、今後の対応に含みを持たせているのか、この点はわかりません。0.88として試算すると、14日のスターアジアの投資口価格114,900円×0.88=101,112円が、スターアジアを基準としたさくら総合の価格ということになります。さくら総合の終値95,100円とはかなり開きがあります。

 

すなわち市場は、さくら総合(3473)と合併するのはみらい(3476)であり、スターアジアは負けると予測しているようです。

 

現在、さくらとスターアジア側の委任状争奪戦、議決権行使お願い合戦となっています。さくらの決算期は6月でしたので、その後の株価上昇時に売却してもう関心のない投資主も多いかもしれません。その点からは、議決権の行使比率が低い可能性もあります。

 

現在の投資口価格から劣勢が推測されるスターアジアは、8月30日の総会までに何か対策を打ってくるのでしょうか。総会終了まで興味深い展開が続きそうです。

 

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