リート市場では、保有物件のタイプ、スポンサー力による選別物色の流れが強まっています。
2020年1月28日は64銘柄中10銘柄が昨年来高値を更新しましたが、内訳はオフィス系4、物流系4、レジ系1、複合型1でした。銘柄とスポンサーは以下の通りです。
オフィス系
日本ビルファンド(8951)ー三井不動産
ジャパンリアルエステイト(8952)ー三菱地所
ジャパンエクセレント(8987)ー日鉄興和不動産、第一生命
日本リート(3296)ー双日
物流系
三井不動産ロジスティックパーク(3471)-三井不動産
三菱地所物流リート(3481)ー三菱地所
ラサールロジポート(3466)-ラサールインベストメント
日本ロジスティックファンド(8967)-三井物産
総合型
Oneリート(3290)-みずほ信託
レジ型
コンフォリア・レジデンシャル(3282)-東急不動産
リート市場は2019年10月以降に、比較的大きな下落を経験しました。その経験から再度投資を考えたとき、安定したスポンサーのもとで、好環境にあるオフィス、物流施設対象とするリートに資金が向かうのは当然かもしれません。これが次に、総合型、商業型、ホテル型、あるいは小型、高配当リートにまで物色が広がるかどうかが気になります。
スポンサー力のある小型の物流系リート、スポンサー力のある大型の総合型リートの中でも質の良いもの、スポンサー力のある小型の総合型リートあたりが狙い目でしょうか。